サクラの花を漬物にしたものを「サクラの花漬け」といいます。これは梅干しの加工過程において生じる梅酢を使い、発色と殺菌の効果をつけて漬け込んだものです。
サクラの花漬けの製造はサトザクラの開花期である4月下旬のわずかな期間に行われます。つくられるのは小田原市前川で、ここが全国で消費される桜の花漬けの唯一の産地となっています。
桜の花漬けの原料となっている「関山」や「普賢象」などの品種は主として厚木市・松田市などで生産がされています。
サクラの食用は茶の上に浮かす「桜湯」が通常ですが、ほかにもおにぎりの具にしたり、混ぜご飯やサラダ、吸い物や葛湯、羊羹などの和菓子、あんぱんなどにも使われています。需要は少なくはないため今後の量産が期待されます。
